Luana Heart

長友明美先生

山梨県生まれ。79年西アフリカのシエラレオネに渡り、宣教師の夫を手助けする。81年現地で発病、82年ニューヨークでがん宣告。メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターで治療。82年都内の病院に入院、84年4月同病院で双子出産。85年2月、TV朝日のドキュメンタリー番組『がん戦争パートⅢ末期がんからの生還』放映、93年NHK教育スペシャル『人間はなぜ治るのか』に出演。枇杷温熱療法指導所開設。現在、宮崎県がん対策審議会委員、宮崎県教育委員会のがんに関する教育普及推進協議会委員。NPO法人キャンサー・フリー・ファミリー理事長。

長友先生は末期の繊毛がんで余命半年の宣告を受けながらも奇跡的に克服し、世界で初めて双子を授かった経験をもたれ、以来、36年に渡って統合医療を基本にびわ療法を始めとする施術を行う傍らがん対策の活動、教育等に尽力されています。

私たち家族に多大な影響を与えてくださった長友明美先生との出会い

私たち家族にとっては長友先生との出会いにより今があると言ってもよいくらい先生の存在は大きいです。長友先生はご自身ががんを宣告されましたが、様々な療法を実践し、がんを克服され健康的な身体を維持されています。

先生に会いに行き健康になる方法をたくさん教えてもらいました。不安になる時も先生とお話しすると元気になって帰れます。先生は、いつでもあたたかく迎え入れてくださいます。先生とお会いするうちに先生ががんを克服されたのはこの温かいハートがあるからだと思うようになりました。心と体はつながっていますから。

先生と出会えたことで健康について考え直し、自分のことを見つめ直すようになりました。当たり前と思っている日常が特別なことで、感謝できるようになりました。

病気が見つかると目の前が真っ暗になりますが、それでも病気が色んなことを教えてくれることもあります。

著書

がん「5人の名医」に生かされて

垂直にそそり立つ絶壁を遠くから眺めると、とうていその壁を上るのは不可能に思われる。登れるはずがないと、挑戦する気持ちさえ持たず、最初から諦めてしまいます。

しかし、崖のそばに来てみると、崖にはあちこちに手や足をかけることができる出っ張りやとっかかりがあることが分かる。絶望的に見えた壁も、やっていれば登れるかもしれないという希望が出てくる。そこで、勇気をだしてチャレンジしてみると、アイディアがいろいろ出てきて、いくらでも工夫をしてより上手に登る方法があることも分かってくる。

がんになったときもちょうど同じように、がんが自分の前に立ちふさがる高い壁のように思われて絶望的になったり希望を失いかけたりする時がある。でも、落ち着いてじっくりと見回すと、あちこちに闘病のとっかかりが見つかります。がんを前にして、何もしないで諦めるか、それとも最初のとっかかりを見つける努力をするか。

がん闘病に魔法の薬や治療法はありません。だから、私は、がんと闘うには「一本槍」ではだめ、病院で受ける標準治療にプラスして、利用できるものはすべてを動員し、『統合医療』で闘うほうが道は開かれるということを訴えたいのです。

五人の名医のなかで一番の名医は食事です。国際的基準と最新の研究の知見に基づき、がん闘病において、食事が一番のカギを握っていることを詳しく書きました。より、確信を持って食事に取り組むことができるようになると思います。

この食事法に加えて、本書の中で紹介しました様々な家庭療法(運動療法・温熱療法・全身温冷浴・温泉浴・呼吸法・笑い療法・イメージ療法・生きがい療法・断食等)や五人の名医を総動員して「がんと闘う総合的な力」を強化するのです。お金をかけないで家庭でできるがん闘病のセルフケアの手引き書として書きました。

実は五人の名医以外に最も重要な医師がいます。この6番目の名医こそ目には見えないけれど奇跡的な力をも引き起こす「こころの力」です。どうすれば『治癒システム』にスイッチを入れることができるのか。そのスイッチを入れる秘訣が心にあることは確かです。これが本書において最初から終わりまで一貫して追求するテーマです。

それから、私が強調したいことは、がん予防をしない限りがん死は減らないということです。いったんがんになると、肉体的のみならず、精神的にも経済的にも大変な苦しい闘いを長期にわたって続けねばなりません。がん予防に取り組むのに年齢的に遅すぎることはありません。一度がんになったことがある人は再発予防に取り組まねばなりませんが、再発予防法は、がんにならない予防法と実はルールは同じなのです。

長友先生が考える統合医療とは、既存の西洋医学を否定するものではなく、がん治療でいうと西洋医学の三大療法の効果をより高めるために補完し、プラスアルファ―するもの。この療法さえやっていれば大丈夫とか、これさえ飲めば治るというのもではない。食事療法、温熱療法、びわ療法、サウナ療法、運動療法、笑いセラピー、精神的なトレーニング等々、そういったものを上手に組み合わせて三大療法による副作用を和らげたり、薬量を抑えたり、あるいは術後の回復を早めたりと、西洋医学と東洋医学が良い結果につながるように考えられたもの。私も病院での治療を否定していません。自然療法を取り入れていますが、偏るのではなく上手くバランスをとることが大事だと思っています。

月刊ビワと健康2018/1/15

2018年 新春特別企画 『がん根絶の鍵は予防教育』長友明美先生(NPO法人キャンサーフリーファミリー理事長)インタビュー より

統合医療が治癒に導く

ーー末期の絨毛がんの苛酷な闘病を乗り越えて双子を無事出産された経験をお持ちですが、ご自身ががんを克服されたことで得られたことは何ですか。

1982年にがんになってから36年間がんと関わって生きてきました。私が、特に今がんと闘っておられる患者さんに強く願うことは、がんは私にどんなメッセージを伝えようとしているのだろうかと耳を傾けてほしいということです。

がんだけでなくどのような病気であろうと、病気とどのように向かい合い、病気を通して何に気づくかということが一番大切なことであると確信しています。

人は辛いときに自分のことしか考えられなくなってしまいがちです。辛い運命と嘆くだけでなく、自分はなぜこの病気になったのだろうかと、自分を見つめなおす機会とするのです。

がんは人を哲学者にします。私は、病気を否定的ではなく、今までの生き方を修正するために与えられた警告と肯定的に捉え、がんという危機を最大の機会とみなし、愛に溢れ充足したライフスタイルを求めて生き方を大きく転換する必要があること、そして自分のこれまでの生き方を改めるには勇気が必要であることに気づかされました。

がん闘病では「天は自ら助くるものを助く」という自助の精神を主治医から叩き込まれました。「あなたが作った病気ですから自分で治しなさい」と。

病気を治してもらおうと誰かに頼るのではなく、自分で道を切り開こうという気概が必要です。自分が治すという主体的姿勢が必要です。治るために最善をつくす決意があるだろう自問する。

人は病気を通して命の大切さや人の愛に気づいていきます。

なんといっても気づきの核心は、自分が大いなる存在に生かされている存在であることに気づきことではないでしょうか。気づきは生かされ生きていることの発見です。気づきは見えなかったものが見えるようになる喜びであり新たな発見であり悟りです。

これほどがんが身近な病気になった現在でも、がん宣言されることは、がん=死を意識させることとなり、大きなショックを与えることに違いはありません。

従って、がんについて抱く恐ろしい先入観やイメージに打ちのめされ絶望しないでがんに立ち向かうには、「絶対治す」という「強い生きる意志」が絶対的に必要です。

私はがんが子宮から肺に転移し「あと半年の命」と言われていたので、先生が真っ先に私に行った「治療」は池見酉次郎九大教授が集められたがんの自然退縮の症例を読むことでした。そこから治るヒントを見つけなさいというのです。

末期がんでありながら病院の治療を受けることなく、がんが自然に消えたという驚くべき人たちの症例でした。がんは末期でも「強い生きる意志」を持てば私にも同じことが起こる可能性がある病気であることを教え、絶望の淵にあった私に「治る希望」を持たせてくれました。

治った彼らは例外なくがんになって新しい生きがいを発見し、すべてに感謝し、意欲を持って新しい人生を送っています。

彼らは治癒を探る過程で、生き方を大きく変える必要があることに気づいたのです。なるほど、「心の力」が治癒の深いところにかかわっているのだなと分かってきました。

また、自分と同じ苦しいところを通過して乗り越えて治ったがん患者の先輩たちに直接会ってみることはとても学ぶことが多く、希望と安心感とヒントを得ることができます。一人で闘病している方はぜひともそうした先輩に会ってみることをお奨めします。

主治医の先生は、患者さんたちにどんな治療法でもいいから見つけたなら持っていきなさい、やってあげるからと仰る変わった先生でしたから、私も治すためなら何でも試してみようと思って「21日間のジュースだけの断食」に挑戦しました。

断食が終わってからしばらくすると、真っ白いごまやシシャモの卵様のおりものが子宮壁から剥がれて出てきたのです。

また、肺に転移していたがんは、グリーン色の粘膜と真っ黒な古い血が混ざった痰となって出てきました。この痰は完全に出なくなるまで3年ほどかかりました。

そもそも何が私の病気を治すのかという問いかけに対して、どこまで自分の治癒力を信じられるかが大きな課題であり悩みでしたが、この経験で学んだことは野菜や断食に対する確信だけでなく、なによりも自分の内にある「治る力」に対する確信でありました。

私が幸運だったなと思うことの一つが、がん闘病で教えられた心身相関という観点です。

体を機械とみなす機械論ではなく、心身相関(心身一如)の観点からホリスティックに人間を全人的に観るという捉え方です。この捉え方があったので、サイモントンイメージ療法もすぐに取り入れて実践できたのです。

そしてこの観点に立てば、がん治療が三大療法だけでなく補完・代替療法も組み合わせた統合医療になるのは自然の流れといえます。

今でも統合医療を行う病院は少ないですが、統合医療という言葉もない時代の36年前に、私はそのような考えで治療を受けたのです。

三大治療に加え、ハイパーサーミアや全身温熱免疫療法、食事療法、運動療法、西式療法、サウナ療法、サイモントン療法などを組み合わせました。

なんといってもがん闘病を通して私に起きた最大の出来事は、がん宣言から777日目に双子を出産できたことです。

末期の絨毛がんでありながら双子の出産というのは世界初でした。最初の子を死産していただけにその分まで神様がプレゼントしてくださったのだと心から実感しました。

がん治療を体験して随分経ってからのことですが、ヨーロッパの教会に揚げてあったという一つの詩を紹介されました。「あしあと」というタイトルだったと記憶しています。

渚に二人分の足跡が仲良く並んで残っていました。一つは自分で、もう一つは神様の足跡です。ところが途中で一つが消えて一人分だけの足跡になっていたというのです。

いつも神様が一緒に歩いてくれていると思っていたのに、一番苦しいときは私一人で歩いていた。

なんでもないときは神様は一緒に居てくれるけれど、辛いときに限って一人で歩かないといけなかった。一番苦しかったとき神様はなぜ助けてくれなかったのですか?

そう祈り尋ねたところ、神様から返ってきた言葉は、「そこに残った一人分の足跡は私があなたを背負って歩いた足跡です」というものでした。

この詩と出会って私が感じたのは、試練の時に何に気づくかということでした。人は辛いとき自分のことしか考えられなくなってしまいがちです。

辛いことを嘆くだけではなく、自分はなぜこの病気になったのだろうかと自信を見つめ直す気づきがあると転換が早く、体の治癒力が高まってきます。

人生には色々なことが起こります。事故だったり、病気だったり。そういうときこそ何か意味があって起こった現象なのだと気づいて頂きたいのです。

まして命と向かい合うとか、命と隣り合わせといった重大な事柄では、そうした気づきがないと転換することが難しいのです。苦しいからといって閉じ籠もるのではなく、積極的にみんなからの助けを求めてほしいということです。

本当に何も自分のことを話せないような環境にあるかもしれないけれど、そうであればあるほど気づきを求めて相談したり、治った人を訪ねたり、癒しの場を探してほしいのです。

がんになる人は真面目であるがゆえに頑固な人が多いように感じます。家族関係でも職場関係でも、自分の気持ちを表現できることが大切です。そのきっかけはペットを飼うことであったり、花を育ててみたり、人それぞれに何かあると思います。気づきを得て、道を拓いてほしいのです。

そして、諦めないことです。必ず道があります。特に治った人を訪ねると何かヒントがあります。近くに患者会とかあればぜひ参加して頂きたい。

ビワ療法を行っている方々がそういう場を提供できればいいな、と常々考えています。

ーービワ療法を始めがん予防に関する啓蒙、普及活動に長年尽力されていますが、最近の取り組みについてお聞かせください。

宮崎県のがん条例の制定から始まっています。具体的にはがん対策推進協議会の委員としてがん対策と関わってきました。今は推進協議会が審議会となり、その条例がどの王なものであるかとか、また昨年から新たながん対策として方針の見直し時期に入り、宮崎県も国の方針に合わせて変えていくことになるので、それを審議する委員として依頼を受けています。かれこれ8年ほど関わっています。

医師、医療関係者、県の担当者の中に患者代表として参加しています。初めの頃はがん対策は、検診で見つけて早期治療を勧めるという方向だったので私の出る幕など殆どない状態でした。しかし、昨年から大きく変化してきました。年間42兆円と医療費がかさんでいることと年間37万人がガンで死亡していることから国の政策も予防の方向にシフトしてきたのです。変えざるを得ない状況下にあって、文部科学省の教育の分野からも小・中・高校生を対象にしたがん教育が始まりました。そこにも私は宮崎県の教育委員会のがんに関する教育普及推進委員という立場で外部講師の一人として関わっています。

がんの死亡者数を減らすには絶対に予防に取り組まなければなりません。小・中・高校では、私の体験を通して予防と検診の話をしています。これまでは早期発見、早期治療でがんは治りますという方向でしたが、実際は検診で見つけても、それ以前の予防を行わない限り、がん死を減らすことは出来ません。がんにならない生活習慣、食習慣を身に付け日々実践したうえで検診を受けることにより、今年もがんになっていないことを確認する。「予防できた一年だった。よく頑張ったね」と生活習慣、食習慣を身に付けた自分にご褒美をあげうような感じでの検診です。私自身、そんなふうにして30余年、ずっと健康を維持してきたのです。がんが見つかってから治療すればいい、という考え方を根本から見直していく。それが国、県、市といった行政や医療者の責任だけでなく、民が一体となって地域でがんを克服した人たちが協力し合っていく、私たちのような活動が必要ではないかと思うのです。

なぜなら、予防の大切さは小さいころから教えなければ、いざ、がんになったからといって生活習慣や食習慣が変えられるかというと難しい。長年培った習慣ですからそれほど安易に変えられるものではありません。

ーー子供たちの教育を通じて、学校の先生や保護者にも予防の意識が拡がっていくといいですね。

そうです、それも大事な目的です。ただ、一年に1~2時間だけなのです、講義の時間は。率直なところ何をどこまで教えられるのか、悩みどころです。

小学生は、5、6年生が対象で内容はきちんと理解しますし、むしろ一番反応が良いのが小学生です。高校生は1年生です。アンケートを見ると高校生はがんに対して怖さを感じたり、死んでしまうと考える人が100人中78人いました。実際に家族や身近でがんになっているとか亡くなった人がいるわけです。肉体的、精神的な辛さや経済的な負担などを目や耳にしているのです。大体、一割強いることに私も驚きました。

また、宮崎市の10歳児の肥満率は男子は全国2位、女子は全国1位、高血圧は全国8位、糖尿病予備群は全国第1位です。

だからこそ、なおさら予防について教えていく必要性をひしひしと感じます。こうした取り組みはがん患者やがんを体験した遺族、あるいはビワ療法を行う人は比較的にがんと関わった人が多いのでそういう方々が啓蒙、普及の拠点になって頂ければと思います。

ーー長友先生ご自身がビワ療法を愛用され、さらに厳選した複数の療法を組み合わせた施術を通じてがんやその他の病気で苦しむ多くの人たちの改善に寄与してこられました。その中には自ら療法家となり活躍されている方もいます。同様にビワ療法を始め様々な療法を行っている方々に向けて助言をお願いします。

前途しましたが、これからの医療は西洋医学と東洋医学を組み合わせた統合医療の方向に進んでいきます。アメリカのアンドリュー・ワイル博士の調査の結果でも患者の多くは両方の医学に基づく治療を望んでいることが明確となっていて、そういう流れの中でアメリカは統合医療が発展してきました。

統合医療は、既存の西洋医学を否定するものではありません。がん治療でいうと西洋医学の三大療法の効果をより高めるために補完し、プラスアルファーするものです。

治療家、療法家といわれる方々はそれを理解して施術を行う必要があると思います。この療法さえやっていれば大丈夫とか、これさえ飲めば治るというものではありません。食事療法、温熱療法、ビワ療法、サウナ療法、運動療法、笑いセラピー、精神的なトレーニング等々、そういったものを上手に組み合わせて三大療法による副作用を和らげたり、薬量を抑えたり、あるいは術後の回復を早めたりと、西洋医学と東洋医学が良い結果に繋がるように考えられたものです。

なるべく多くの選択肢を持ち、その方が改善していく。治癒力を高めるためにどんなお手伝いができるかアドバイスができるか、技術や知識を提供して頂きたいと思います。そして、患者さんは医師との縁を切ってはいけないと思っています。事実、「療法家の先生に絶対に大丈夫だからと言われたので最後の最後まで信じたけれど亡くなってしまった。どう思われますか」とご質問を受けることが時々あります。

私たちは診断は出来ませんし、どんなに経験を積んだとしても目で見て笑顔だから元気だとか、体重が少し増えた、体が温まったといったことは分かりますが、やはり医学に関わる専門的なことは医療者にお任せすることなので、医師との付き合い方などの指導を行って頂きたいと思います。

ーー例え患者さん自身が医師に不信を抱いて訪ねてきたとしてもですね。

そうです。その為にセカンドオピニオンという制度もあります。一つの病院だけで結論を出さず、別の病院に行ってみませんかとか、アドバイスしてあげてほしいのです。

ーー最後にこれからの展望、取り組みについてお聞かせ下さい。

幸いなことに私はビワ療法と出会ったので再発もせずに30年以上たって今でも元気です。果たしてどれくらいお役に立てているか分かりませんが、皆さんを施術させていただける環境を築けたと思っています。

私は入院中、色々なことを学びました。近年そのことを本にまとめました。タイトルは、“がん「五人の名医」に生かされて”です。

五人の名医とは、光、空気、水、土、食物。プラス心です。

癒しの空間であるとともに健康情報をいつも発信できる拠点になっていきたいと思っています。そのためにも、例えば宮崎なら宮崎で、ビワ療法を行っている方々が横の繋がりを強め、自分たちの地域に発信していけるよう交流が持てるようになれたら楽しいだろうなと考えたりしています。

せっかくビワ療法と関係を持っている人たちなので「この地域ならこの先生を紹介できますよ」とか、色々な療法を行っている人たちも巻き込んで、将来的には民間ではあるけれど困っている人たちの受け皿になれる、その地域の予防が出来る予防医療センターが作れることを願っています。そこではびわ温灸も自由に行えるスペースがあり、笑いセラピーやヨガ、呼吸法、温冷浴や運動の指導がなされ、食事も作って食べられるような、本当に心が安らぎ感謝の気持ちで互いが自分がしてほしいと願うごとくに人にも施せる、そんな心と体が癒される公民館のような空間が出来たらいいなと夢は持ち続けています。

ーーありがとうございました。
《NPO法人 キャンサー・フリー・ファミリーの活動--長友明美先生》

私自身ががんを体験し30数年間がんと向き合って再発予防の生活を実践し、施術や活動を通して多くのがん患者さんとその家族を見てきました。

私が闘病していた当時には16万人だったがんの年間死亡者数は、今では42万人にまで膨れ上がってしまいました。

二人に一人ががんで死んでしまうなんておかしな話です。

苦しい闘病生活を強いられて亡くなっていく人たちは、「私のような辛い思いは家族にはさせたくない」と悲痛な声をあげています。

このように一度がんを発症すれば、痛み、苦しみ、経済的な負担など、あらゆるものが家族全体を巻き込んでいくのです。

そうならないために、がん(キャンサー)から解放(フリー)された、全員ががんにならない家族(ファミリー)を作ることを目的として、設立したのがこの団体です。

もし自分の家族で誰かががんになったら二度と再発したり、他の家族ががんにならないように学ばなければなりません。

キャンサー・フリー・ファミリーは、がんにならない生き方を応援し、がんになっても諦めない方法を紹介しています。

それは食事、運動、がん検診など具体的な内容に照準を合わせて見つめ直し、がんの予防について学び、協力し合うことによって夫婦の仲を修復し、親子の関係を修復し、家庭再建を図っていくことを念頭において活動しています。

講演会や勉強会を通じて多くの方ががん予防の意識を深め、より良い人生を送られるようお手伝いできることを願っています。お気軽にご連絡ください。

 

長友明美先生 連絡先
アイカイロプラクティック 0985-35-7708